介護脱毛の認知度は介護経験で約3倍違う
介護負担の軽減を目的に脱毛をする「介護脱毛」という言葉の認知度は、介護経験の有無が大きく影響します。
実際に、医療脱毛を行うリゼクリニックが行った調査では、介護脱毛を知っている男性は「介護経験あり28.0％」に対し、「介護経験なしは9.6％」と2.9倍の差がありました。
筆者も当サイトを通じて「介護脱毛という言葉を初めて聞いた」という方も多いのを実感しています。
また、脱毛に関する相談を受ける中で「介護脱毛は介護に直面した時に知る」ことが多く、40代～50代の方に聞かれることが多いです。
女性は介護経験の有無が大きく影響しない理由に、脱毛の普及率が考えられます。
介護脱毛の代表的な部位はVIO(アンダーヘア)と言われ、脱毛に需要がある女性目線で語られることも多いです。
最近になって男性の脱毛を聞くようになりましたが、ひげ脱毛の需要が多いため、介護脱毛を知る機会も少ないと考えられます。
心理学では興味がある分野に関心が向く「カクテルパーティー効果」という心理作用もあり、介護や脱毛に関心がある人の方が「介護脱毛」を認知しやすいことも影響しているのでしょう。
介護脱毛を希望者は5人に2人！男性は介護経験で12％も違う
介護脱毛は認知度が上がり希望者も増えていますが、実は介護経験の有無も大きく関係しています。
介護脱毛をしたい人は43％で5人に2人となりましたが、介護経験の有無で”はい”と答える人の回答に12％も差がありました。
介護経験の多くは「親の介護が必要な状態になる」ことが考えられます。
親の介護が必要になる子の年代は40代～50代が多いです。
実際に、40代から介護保険料を払うようになった理由にも、介護意識の芽生えが関係しています。
介護とのかかわりが増えると介護脱毛の認知度が増し、介護脱毛を検討する人が増えるのです。
しかし、一般的な光脱毛やレーザー脱毛は白髪に効果を発揮しにくいので、40代以降は注意が必要です。
詳しくは、「白髪は脱毛できない!?40代~50代でも間に合う介護脱毛」で解説しています。
介護経験者に聞いた「大変な介護」の男女の違い
介護経験者が語る大変な介護には男女差があります。
女性はコミュニケーションや精神面といった「精神的な部分」が多くあげられました。
また、男性では排せつや食事の介助といった「技術面の部分」が多く上がっています。
介護は精神的な負担が強いので、少しでもラクに介護をする視点がないと共倒れしてしまいます。
男性の食事や排せつといった部分は、主に家事や育児をやってくれる女性と比較すると苦手な部分なのがわかります。
介護脱毛で関係しそうな項目には、「排せつの介助」や「身だしなみのケア」があります。
介護脱毛の代表的な部分にVIO(アンダーヘア)があり、男性の場合はひげがあります。
これらの脱毛は介護負担を軽減し、男女の4番目に多い「時間面」にも介護脱毛は効果を発揮することができます。
現代の介護は「可能な限り在宅での介護」が政府や要介護者からも望まれています。
それには、どれだけラクにできて問題を解消できるか、介護脱毛も含めて考えてみるのも大事です。
介護未経験者の不安は「排せつ介助」が男女で最多
介護経験者の4割が”大変だ”と回答した「排せつ介助」が介護未経験者では男女ともに最多となりました。
上記の表を見てみると、男女ともに不安な介護は大きく変わりません。
そのため、多くの人に共通して不安な介護は「排せつ介助」と言えます。
排せつ介助で想像するのは「排便時のおむつ交換」が多いでしょう。
実際に体が重く、排便量もある大人の排せつを介助するのはとても大変です。
福祉用具には寝たきりの人を対象にした自動排せつ処理装置の開発も進められています。
そのほかに、自分でできる排せつ処理をラクにする方法には、介護脱毛も有効です。
統計では介護が必要な期間は約10年なので、10年間の排せつ処理による介護負担を軽減できる可能性があります。
詳しくは、「介護脱毛が必要は嘘？介護脱毛が必要な理由と現役介護士の本音」もご覧ください。
まとめ
この記事では、客観的なアンケートをもとに多くの人が考える介護脱毛と現役介護士のホンネを解説しました。
介護脱毛の認知度は介護経験で約3倍も変わり、年々増加しています。
認知度が上がることで、希望者も5人に2人と増えています。
そして、介護経験者が介護で大変だったことや介護未経験者の不安な介護の上位に「排せつ介助」があげられています。
介護は肉体的・精神的・経済的にも負担がかかることなので、ラクにできる視点はとても重要です。
介護脱毛には介護をラクにする可能性を秘めています。
白髪の脱毛には十分な効果が発揮できないので、早いうちでの検討が重要です。
この記事は、皆様の幸せなシニアライフを応援しています。
参考文献
医療脱毛専門院『リゼクリニック』 https://www.rizeclinic.com/
［調査概要］老後・介護に関する調査
2021年7月16日～18日
インターネット調査
40～50代男女1100名（男性550名/女性550名）
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