介護脱毛に全身脱毛はいらない⁉
介護脱毛に全身脱毛は不要です。
なぜなら、全身脱毛は介護脱毛の目的に合っていないからです。
実際に介護脱毛は「どこまでやればいいかわからない」という声も多く聞かれます。
現役介護士としては、介護に負担が生じる部位だけで十分です。
しかし、「体毛はいらない」「選ぶのが面倒」という方は全身脱毛の選択肢もありだと思います。
全身脱毛のメリット
全身脱毛を行うと、次の4つの手間と負担が減ります。
自己処理の回数が減る
脱毛するまでは自分で行っていた体毛の処理が不要になります。
そのため、肌の負担や時間の節約につながります。
また、異性との大事なデート前や旅行の際にも体毛処理の心配がいりません。
男性の場合は、毎日行うひげ脱毛だけで2400時間以上と100万円の節約ができるかもしれません。
脱毛部位の選択がいらない
全身脱毛は面倒な脱毛部位の選択が不要です。
サロンやクリニックでは、脱毛は部位ごとに選んで行うのが一般的です。
そのため、その都度考えて部位を選択したり、単発の施術を契約しています。
全身脱毛なら複数部位の予約をとったり、体毛に悩む回数が減るので時間だけではなく、気持ちの面でも負担が減ります。
費用が安くすむ場合がある
全身脱毛なら部位ごとに選んで繰り返すより安くすむ可能性があります。
施術院によりますが、複数のメニューを契約するよりは、全身脱毛ひとつの方が安上がりです。
肌がきれいに見えて自信がつく
自己処理による肌の負担が減り、肌が明るくなることできれいに見えます。
体毛コンプレックスの解消で自信がつき、人間関係や仕事・プライベートにも前向きになれるでしょう。
全身脱毛のデメリット
全身脱毛にはメリットだけでなくデメリットもあります。
初期費用が掛かる
少ない回数や部位の脱毛よりは初期費用がかかります。
全身脱毛の相場は、総額15万円~30万円くらいで、分割払いのところも多くあります。
金額が多く見えますが、回数を増やして総額を越えるよりは最終的な金額を払う方がお得です。
脱毛が終わるまでに時間がかかる
全身脱毛には、最低でも半年~2年ほどかかります。
部位によっては1回施術した後、毛周期に合わせて数週間~3か月間隔を開けることがあります。
また、全身でも1回の施術を部位ごとに分けて行う事もあります。
脱毛したらもとには戻らない
一度、脱毛したらその効果は続きます。
そのため、体毛に対する考え方が変わってももとには戻せません。
脱毛する前に、自分にとっていい選択かを考えましょう。
脱毛には痛みがともなう
脱毛には痛みがあります。
一般的には、輪ゴムではじかれたような痛みと表現されることが多いです。
ただ、毛の濃さや部位によっては痛みが違います。
脱毛機械や施術の方法によって、痛みの対策がありますので、相談してみてください。
VIO以外もある!介護脱毛に必要な部位
現役介護士が考える介護脱毛に必要な部位は、以下の5つです。
- VIO(アンダーヘア)
- ヒゲ(髭)
- 胸腹部(胸毛、腹毛)
- 下半身(太もも、すね毛)
- ワキ(わき毛)
詳しくは脱毛はどこまで?デザインもできる介護脱毛の部位5つで解説しています。
面積で決める!介護脱毛に必要ない部位
現役介護士が介護脱毛に必要ないと考える部位は、手や指、うなじなどの体毛が薄く、面積が小さい部位です。
面積が小さく、介護の際に影響が少ないため、介護脱毛をする必要はありません。
ただ、全身脱毛や複数部位のついでに行う場合は、わざわざ外さなくても大丈夫です。
鼻毛は介護脱毛しなくてもいい!?
鼻毛の脱毛は介護脱毛に不要です。
鼻毛は小さなはさみでカットしたり、ピンセットで抜いたりと処理が面倒です。
また、高齢になると繊細な作業が難しくなるので、鼻毛の処理できなくなるかもしれません。
しかし、鼻毛には2つの大きな役割があります。
- ホコリや異物の侵入を防ぐフィルターとしての役割
- 鼻の中の温度や湿度を保つ役割
この役割が、外から体を守っています。
高齢になった時、この役割は重要なのです。
そのため、介護脱毛としては不要と言えます。
ただ、どうしても気になる場合は、鼻毛カッターを使うと便利です。
鼻毛が気になる方には、「Audorx 2in1 鼻毛カッター」がおすすめ。
ご高齢の方には、「パナソニック 鼻毛カッター ER-GN70-K」がおすすめです。
高齢者に必須な「軽くて握りやすい」「水洗いができる」「掃除がラク」という機能が備わってます。
現役介護士が認める!介護脱毛する部位の優先順位
現役介護士として、介護脱毛に優先順位をつけるとしたら以下になります。
介護する人の手間と精神的負担を考えて最上位にしました。
毎日処理する大変さは高齢になったら苦痛でしかない。
脱毛して満足度の高い部位がこころの豊かさを保つ。
毛質の条件は人それぞれで考え方も異なるため、「気になる部位」を脱毛することが一番満足いくと思います。
介護脱毛に必要な部位に関しては、脱毛はどこまで?デザインもできる介護脱毛の部位5つを解説!をご覧ください。
まとめ
介護脱毛には、「VIO脱毛」や「ヒゲ脱毛」がよく言われます。
ただ、最終的には脱毛して満足度の高い部位を最初に行うと良いです。
介護脱毛は絶対や義務でもありませんが、老後の幸せのために必要なひとつの手段です。
ささいな幸せを感じることが、豊かな生活を維持してくれます。
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