介護脱毛の嘘!?脱毛が必要ない人もいる
介護脱毛は、全員に必要なものではありません。
体毛が薄い人や気にならない人にとっては、脱毛自体の必要性を感じないからです。
また、今の高齢者で脱毛している人はほとんどいません。
介護脱毛をしなくても老後の生活は可能です。
しかし、「介護脱毛」という言葉が生まれたように、介護脱毛が必要な人もいます。
介護脱毛は、体毛が濃い人や気になる人にとって考える必要があるひとつの手段と言えるでしょう。
介護脱毛が必要な人もいれば、必要な場面があります
30代~50代が注目する介護脱毛とは?
介護脱毛とは、介護が必要になった時に体毛によるトラブルを避けるために行う脱毛です。
老後は体毛があることで、介護の世話が大変になり、体が不衛生になりやすいなどの問題が生じます。
また、介護脱毛は30代~50代が注目していて、脱毛をする理由としてあげられます。
実際に「KIREIMO(キレイモ)」が行ったアンケートでは、20代~40代の利用に大きな年齢差はありませんでした。
幅広い年齢で注目されているのが介護脱毛です。
別の記事では、「20代~30代」や「40代~50代」が知っておきたい記事も書いています。
介護脱毛の嘘と真実!必要ない派の意見を解説
「介護脱毛は必要ない」という意見に対し、介護と脱毛を知る現役介護士が解説します。
「そもそも脱毛は必要ない」
脱毛自体を必要に感じていない人は、介護脱毛も必要ないと思っています。
特に、体毛が薄かったり、気にならない人は必要性を感じていません。
脱毛に関する価値観は人それぞれで良いと思います。
ただ、介護脱毛は老後を考えて行うものなので、後から必要になる場合もあります。
老後は心身の不調を感じやすく、ヒゲそりや排せつ処理に面倒を感じるかもしれません。
そのため、今よりも今後を考えて必要かどうかを判断する必要があります。
「介護者が丁寧に対応すれば脱毛は必要ない」
介護脱毛の魅力は「介護負担が軽減される」点ですが、そのメリットは必要ないという意見です。
主に介護負担は介護者が感じるものなので、許容できるかは介護者に左右されます。
ただ、「広尾プライム皮膚科クリニック」が介護経験がある人に行った調査では、約70%の人が介護脱毛の必要性を感じています。
また、毛があることで排せつやヒゲそりに時間がかかり、肌への負担は増します。
介護は介護者だけでなく自分にも負担がかかることなので、その点を踏まえて判断が必要です。
「毛は自然と抜けていくため必要はない」
高齢になるにつれて、体毛は抜けていきます。
ただ、すべての体毛が抜け落ちるわけではありません。
ヒゲやアンダーヘア、わき毛は比較的残りやすい部位で、介護脱毛に必要な部位です。
体毛の濃さによっても個人差が出るため、判断が難しいです。
また、介護が必要になる時期も関係します。
介護は高齢者に限らず、全年齢で必要になる可能性があります。
そのため、一時的な入院、50代や60代と若くして介護が必要になる場合を考えると必要性はそれぞれです。
介護脱毛のデメリットは白髪の脱毛ができないこと!
脱毛にはデメリットもあります。
まず、脱毛をするには、費用や時間、通う手間などもかかります。
施術を受ける時は恥ずかしさや痛みも伴うので、脱毛をしている期間は苦痛を感じることもあります。
また、老後はヒゲを生やしたいという意見や服装によっては毛があった方がいいなどのこだわりも聞かれます。
しかし、介護脱毛の最大のデメリットは、白髪の脱毛ができない点です。
脱毛をする方法もありますが、光脱毛やレーザー脱毛よりも費用や痛みが生じます。
介護脱毛は脱毛の中でも目的が明確なものなので、早期の施術が必要な点と施術後は毛が生えないことがデメリットになります。
現役介護士が考える介護脱毛のメリット3選
介護脱毛には、大きく3つのメリットがあります。
お互いの笑顔が増え、介護のトラブルを軽減します
かゆみやムズムズ、痛み、感染リスクも減ります
時間に余裕ができて快適な生活につながります
介護が必要になると時間的な余裕がとても大切になります。
また、高齢者ほど清潔感が重要です。その理由に入浴は週2回!?高齢者は清潔感が必要|介護脱毛と介護士のホンネで解説します。
まとめ
介護脱毛は自分だけでなく他人にもかかわります。
実際に歳を重ねたり、介護を経験していないと介護が必要になった老後はイメージしづらいでしょう。
ただ、白髪の脱毛はできないので、介護脱毛をするなら早めに考えておくことは重要です。
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