介護脱毛に関しては介護脱毛とは?メリット・デメリットや必要性をご覧ください。
VIO(アンダーヘア)は介護脱毛の代表部位!
介護脱毛の代表的な部位とは、VIO(アンダーヘア)脱毛です!
その理由には、「排せつに関する困難さ」が大きく関わっています。
例えば、老後にオムツの使用率高まり、尿や便のお漏らしに悩む高齢者や家族は少なくありません。
では、オムツを着用したまま、尿や便をするとどうなるでしょうか?
オムツは吸水性に優れ、外に漏れにくい構造となっているため、内側にたまります。
それでは、アンダーヘアに排せつ物が付着し、便が絡まってしまう事が想像できるでしょう。
排せつの介助は毛があることで非常にやりづらくなります。
キレイにしよう一生懸命拭くと、肌を傷つけてしまい、毛をひっぱり痛みを生じさせます。
また、長時間も肌を露出させたり、他人に見られ続けることは精神的に苦痛を感じさせます。
そのため、介護する側もされる側も最も脱毛を必要に感じる部位とされています。
介護脱毛が必要な理由は「介護脱毛は嘘?介護脱毛が必要な理由と現役介護士の本音」でも解説しています。
老後はトイレが困難になる理由と老後の現実
老後は一人でトイレに行けなくなるかもしれません。
その理由は、トイレに行くにも介護が必要になるからです。
例えば、心身の状態によって、体が思うように動かせなくなったり、トイレの場所が分からなくなったりします。
トイレに行けたとしても、一人でできずに間に合わなかったり、トイレの使い方が分からないこともあります。
これらは、介護施設では日々、当たり前のように見られる光景です。
また、介護が必要になる代表的原因が平成30年版高齢社会白書(内閣府)で挙げられています。
トイレが困難になった高齢者は紙パンツやオムツを使用します。
実際に、高齢者施設では布地のパンツを履いている人は少なく、多くの人は紙パンツやオムツです。
一般的にはオムツと言うと赤ちゃんを想像するかと思います。
しかし、以下の表では「赤ちゃんよりも大人の方がオムツを使用している」事が分かります。
介護現場のリアルな表を公開!時間で決まる高齢者のトイレ
介護をする人は、家族や介護士などが主ですが、四六時中そばにいるわけではありません。
また、オムツ内の排せつとなると外から確認しづらいためお漏らしの発覚は遅れます。
そのため、自身でトイレに行けなくなると時間を決めて介入することが多くなります。
体が動けたとしても、確認されることを嫌がり、漏れを隠すことも増えます。
結果的に、放置時間が長くなります。
排せつ物は時間がたつにつれて水分を失うため、固くなり汚れを落としにくくなります。
そうなると、毛に絡まって痛みや恥ずかしさを伴います。
実際に、介護施設では複数人の利用者を介護するため、次のような表を作って排せつを管理しています。
表の太枠がトイレの誘導やオムツの交換する時間です。交換時間は例です。
間隔が3~4時間以上空いているのが分かると思います。
臭いなどで気付ければ都度交換をするのですが、気付かない場合はそのまま経過します。
便の性状は固かったり、泥状のものなど個人差はあります。
高齢者になると、飲食や運動量が減り、腸の機能が衰え、便秘になりやすいです。
表の一番左は便が何日出ていないかを表します。
高齢になると2~3日便が出ないことがよくあります。
そして、表の一番右の欄は下剤の記載です。
リアルに再現しましたが、だいたい2日以上便がでないと下剤を検討され始めます。
また、オムツ内の排せつが当たり前になると、尿意や便意の感覚がなくなり、意図的に出すことも難しくなります。
そうなると、下剤を使う事が増え、意志に反して漏らしてしまう事も増えるでしょう。
この排せつの問題はとても調整が難しく、現場の悩みの声として多く上がる内容です。
VIO脱毛が介護脱毛におすすめな理由
VIO脱毛が1番おすすめな理由は、「排せつ処理がラクになる」という点です。
実際に排せつ介助の悩みは本人だけでなく、介護する家族や働く介護者が感じている部分です。
昭和初期に生まれた高齢者夫婦に多いですが、排せつの悩みは「身内で解決しなければいけない」という意識がみられます。
また、介護士として排せつの世話をしていると「ごめんね」と言われることが多くあります。
排せつの悩みと言うのは、身体的なものだけでなく、精神的に大きな苦痛を生じる部分なのです。
そのため、この悩みが解決することは、介護が必要な状態になっても笑顔がある家庭を維持するために必要と言えます。
また、介護脱毛は3人に1人が好印象に感じています。詳しくは、【親の介護脱毛は悪くないが9割】親子の年代の脱毛意識を調査で解説しています。
まとめ
排せつに関する問題はとてもシビアな部分です。
自ら進んで排せつを介助したい、されたいという人はほぼいないと思うので、ラクであることはメリットしかありません。
介護の問題は、介護を受ける時になって身に染みるものです。
しかし、介護脱毛は高齢になってからではできない可能性があります。
今から少しでも考えておくことは、将来の笑顔を守るために必要なものとなるでしょう。
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